共倒(読み)ともだおれ

精選版 日本国語大辞典 「共倒」の意味・読み・例文・類語

とも‐だおれ‥だふれ【共倒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 双方とも倒れること。
    1. [初出の実例]「此方の腕からすり脱けようとして蒔のもがく力の強さは、抱きかかえてゐて共倒れをしかけた程だった」(出典:鳥羽家の子供(1932)〈田畑修一郎〉)
  3. 互いに競争し合ったり、また、逆に助け合ったりしたために、かえって両方とも立ちゆかなくなること。ともつぶれ。
    1. [初出の実例]「繋累相倚り相続いて殆ど共倒れの形になってしまふ旧習を」(出典:冷笑(1909‐10)〈永井荷風〉一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む