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兵器用核分裂物質生産停止条約 へいきようかくぶんれつぶっしつせいさんていしじょうやく Convention Banning the Production of Fissile Material for Weapon Purposes(Fissile Material Cut‐off Treaty)

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知恵蔵2015の解説

兵器用核分裂物質生産停止条約

核兵器の製造に不可欠高濃縮ウランプルトニウムの生産を禁止する条約案。カットオフ条約と略称。主材料の生産禁止により、核兵器の新たな生産に歯止めをかけるのが目的。1993年、クリントン米大統領などが提唱し、国連総会が決議。ただしジュネーブ軍縮会議での交渉は進んでいない。米ロ英仏は兵器用核物質を大量に備蓄し、生産停止を宣言したため、この条約案は、中国、インドパキスタンイスラエルなどの核兵器生産を規制し、またこれから核兵器の取得を狙う国に歯止めをかける機能をもつ。新たな生産のみを禁止し、生産済みの備蓄核物質の廃棄を含まない不平等性への批判が強い。ただ核保有国の兵器用核物質関連施設に対し、現在実施されていない査察が制度化される可能性がある点で注目される。

(坂本義和 東京大学名誉教授 / 中村研一 北海道大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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