具志川城跡〈沖縄県久米島町〉(読み)ぐしかわじょうあと

国指定史跡ガイド の解説

ぐしかわじょうあと【具志川城跡〈沖縄県久米島町〉】


沖縄県島尻郡久米島町仲村渠にあるグスク(城)跡。久米島北西海岸の東シナ海に突出する琉球石灰岩の独立丘に築かれている。地理的特異性、築城方法、沖縄における三山統一時代の様相を考察するうえで重要な遺跡とされ、1975年(昭和50)に国の史跡に指定。15世紀の初めに真達勃期(まだふつ)按司(あじ)が築城したといわれ、16世紀の初期に中山王(ちゅうざんおう)の尚真の進める中央集権化政策によって滅ぼされ、廃城となったとされる。城は三方を海に囲まれた30m余の断崖上に築かれ、4つの郭(くるわ)からなる。それぞれの郭は琉球石灰岩塊によって区画され、城内に通じる道は南側に築かれた城門のみである。城壁は琉球石灰岩と安山岩石積みで、積み方は野面(のづら)積み。城内からは14~15世紀の輸入陶磁器が採集され、海外貿易が行われていたことが推察できる。久米島空港から車で約10分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

関連語 づら アジ

立春から数えて 88日目で,現行暦では5月2日頃にあたる。八十八夜を過ぎればもはや晩霜も終りになるので,農家ではこれを種まきや茶摘み,その他の農作業開始の基準としている。日本では明暦3 (1657) ...

八十八夜の用語解説を読む