兼ね言(読み)かねごと

精選版 日本国語大辞典 「兼ね言」の意味・読み・例文・類語

かね‐ごと【予言・兼言】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かねこと」とも。かねて言っておく言葉の意 ) 前もって言うこと。約束の言葉、あるいは未来を予想していう言葉など。かねことば。
    1. [初出の実例]「昔せし我がかね事の悲しきは如何契りしなごりなるらん〈平定文〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)恋三・七一〇)
    2. 「ふたりが床のかねごとを友だちなどに話してよろこぶなど」(出典:洒落本・令子洞房(1785)つとめの事)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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