内島見村(読み)うちしまみむら

日本歴史地名大系 「内島見村」の解説

内島見村
うちしまみむら

[現在地名]豊栄市内島見

東は佐々木上ささきかみ新田・同下新田、北は笹山ささやま新田に接し、旧島見前しまみまえ潟と島見浜しまみはま(現新潟市)の間に位置する。当地には百合若大臣の蝦夷征討の伝説が残り、開発は古いと思われる。慶長三年(一五九八)頃の新発田藩の御領内高付帳(新発田市史資料)末尾に「嶋見村」があり、高八石七斗九升とある。同一七年藩は五十公野いじみの(現新発田市)石仏せきぶつ庵に当村内の高八石七斗余を与え、寛政年間(一七八九―一八〇一)石仏庵が宝光ほうこう(現新発田市)に編入されると、この高も宝光寺領となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android