内百番(読み)うちひゃくばん

精選版 日本国語大辞典 「内百番」の意味・読み・例文・類語

うち‐ひゃくばん【内百番】

  1. 〘 名詞 〙 江戸初期、謡本を刊行する際、広く世に行なわれているものの中から選ばれた百番の曲をいう。その後、選外百番を集め合わせて二百番の謡本が作られたが、選外百番を外百番という。
    1. [初出の実例]「親達を内百番でだますなり」(出典:雑俳・柳多留‐二二(1788))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「内百番」の解説

内百番
うちひゃくばん

歌舞伎浄瑠璃外題
初演
寛政5.1(京・都万太夫座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android