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内部潮汐 ないぶちょうせきinternal tide

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

内部潮汐
ないぶちょうせき
internal tide

海洋では鉛直方向に密度が変化するため,何らかの力を与えられると,内部で振幅が最大になる波 (内部波) が存在しうる。この内部波のうち半日や1日周期のものを特に内部潮汐と呼ぶ。観測していると,潮汐周期を持つ内部波が卓越することが多いので,特に名前がつけられている。月や太陽など天体の運動で起こされた潮汐が,長波として伝搬する際,海底の急変する海山,海嶺,大陸棚端などで,エネルギーの一部を内部潮汐に移す。海域によっては,波高が 50~60mに達する。また,流向が深さ方向に反転するから,流速は大きくなり数十 cm/sに達することもある。日本周辺では,駿河湾相模湾,伊豆海嶺,東シナ海などで顕著。

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世界大百科事典内の内部潮汐の言及

【潮汐】より

…この波による海水の運動は海底にまで及び,この海水運動の速度,すなわち潮流の速度は,海面から海底近くまで,あまり変化しないとみられる。このように海面の昇降に伴う圧力の変化が海底にまで達する表面潮汐に対し,海面はほとんど昇降せず,海水内部に生じた海水密度の不連続面が大きく昇降する潮汐を内部潮汐という。内部潮汐は表面潮汐によって起こされるとみられるが,どこででも起こるわけではなく,その生起には,例えば海底地形が急激に変化する海域において,海水の密度が鉛直方向に変化しているなどの条件が必要である。…

※「内部潮汐」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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