内鼠(読み)ウチネズミ

デジタル大辞泉 「内鼠」の意味・読み・例文・類語

うち‐ねずみ【内×鼠】

家の中にばかりいて、世間知らずの人間。また、そのような身の上
「この子―にて、我がうちより外を知らざれば」〈仮・他我身の上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「内鼠」の意味・読み・例文・類語

うち‐ねずみ【内鼠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自分の家の中にばかりこもっていて世間知らずの人間。また、そのような身の上。
    1. [初出の実例]「此の子うちねずみにて、我がうちより外をしらざれば」(出典:仮名草子・他我身の上(1657)三)
  3. 家に閉じ込められた身の上。
    1. [初出の実例]「是より新八内ねずみ〈略〉百日余の座敷ろうがい」(出典:浮世草子・本朝浜千鳥(1707)四)

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