日本歴史地名大系 「円行村」の解説 円行村えんぎようむら 神奈川県:藤沢市円行村[現在地名]藤沢市円行・桐原(きりはら)町村の中央を南北に引地(ひきじ)川が貫流し、東は亀井野(かめいの)村、西・南は石川(いしかわ)村、北は下土棚(しもつちだな)村に接する。天正一四年(一五八六)一二月二五日の北条家朱印状写(県史三)によれば、紺屋役不出の一五ヵ所のうちに「円行」があり、同一八年四月日の豊臣秀吉禁制(同書)が「ゑんぎやうの郷」以下五ヵ所宛に出されている。享保一三年(一七二八)旗本石川領と下野烏山藩領となる。検地は寛文一一年(一六七一)幕府代官成瀬重治によって行われ、田一一町五反余、畑四一町八反余(「検地帳」小泉文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報