写真マーキング(読み)しゃしんマーキング(その他表記)photo-marking; optical marking

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「写真マーキング」の意味・わかりやすい解説

写真マーキング
しゃしんマーキング
photo-marking; optical marking

写真罫書 (けがき) 法,EPM 罫書法,フォトマーキンともいう。造船の作業中,写真機と投影機を使って鋼板に罫書する方法。図面原寸大に拡大して,型,定規などをつくる現図作業をやめて,1/5~1/10の縮尺で書いた図面を写真に撮り,1/100程度のネガティブフィルムとし,これを投影機にかけて,罫書台上の鋼板に原寸法に拡大投影する。その光の線をたどって加工に必要な線を引いたり,鋼板上に感光剤を塗っておいて焼付けたりする。この方法によると,現図作業よりも,罫書が速くでき,特に同型船を建造するときに能率がよい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む