定規(読み)じょうぎ(英語表記)rule

翻訳|rule

日本大百科全書(ニッポニカ)「定規」の解説

定規
じょうぎ
rule

直線または曲線を引くための製図用具。定木とも書く。直線を引くものとしてはT定規三角定規、曲線用には雲形定規、たわみ定規などがある。材料としてはヒノキ、サクラ、チークなどを乾燥してつくられる。T定規、三定規には線を引く部分にタケ、セルロイドなどを取り付けたものもある。プラスチック製の三角定規もある。いろいろの形の曲線を組み合わせて一つの定規としたものが雲形定規で、任意の形の曲線を描くのに用いられている。たわみ定規は、金属またはプラスチックの帯の背面に鉛の棒を入れたもので、雲形定規よりも長い曲線を描くのに便利である。

 特殊なものとして、生産現場で直角の標準となるL型の測定工具もあり、スコヤとよばれ、基準用、工作用、検査用として用いられている。また洋裁用として襟や袖(そで)などの曲線の製図に用いられるカーブ尺(なまこ尺)とよばれている曲線定規もある。

[中山秀太郎]

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百科事典マイペディア「定規」の解説

定規【じょうぎ】

直線や曲線を引くのに用いる製図用具直定規は直線,T定規は頭部製図板側面に当てすべらせて水平線を引いたり,三角定規を当てて垂直線斜線を引くのに使用。三角定規は2つの角が45°のものと,60°と30°のものとの2枚1組で,これを組み合わせて種々の斜線を引く。曲線引き用には雲形定規,たわみ定規(自在曲線定規)などがある。

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精選版 日本国語大辞典「定規」の解説

てい‐き【定規】

〘名〙
① 一定の規則。一定の規約。〔広益熟字典(1874)〕
② いつもきまっていること。いつもと同じであること。
※当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉五「ヘイ今晩ハと定規(テイキ)の会釈」

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デジタル大辞泉「定規」の解説

じょう‐ぎ〔ヂヤウ‐〕【定規/定木】

物を裁断したり、線を引いたりするのにあてがって使う器具。三角定規・T字定規・雲形定規などがある。
物事の標準。手本。模範。「自分の―で他人をはかる」「杓子しゃくし―」
[類語]基準尺度物差し目安り所規準標準水準レベル本位

てい‐き【定規】

定まっている規則・規約。
定まっていること。いつもと同じであること。
「『へい今晩は』と―の会釈あいさつ」〈逍遥当世書生気質

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世界大百科事典 第2版「定規」の解説

じょうぎ【定規 rule】

直線や曲線を引くとき,角度をかくとき,直線かどうか直線の程度を調べるとき,直角を調べるとき,または物をたつときに当てがって使う用具をいう。直線用製図用具には三角定規,直定規,T(形)定規があり,曲線用には雲形定規,たわみ定規がある。三角定規,T定規,雲形定規は木,合成樹脂などで作られている。雲形定規はいろいろな二次曲線からできており,一般に15~20種の形のものが1組となっている。大型のものは造船定規円弧だけでできているものは鉄道定規と呼んでいる。

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