写真マーキング(読み)しゃしんマーキング(英語表記)photo-marking; optical marking

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「写真マーキング」の意味・わかりやすい解説

写真マーキング
しゃしんマーキング
photo-marking; optical marking

写真罫書 (けがき) 法,EPM 罫書法,フォトマーキンともいう。造船の作業中,写真機と投影機を使って鋼板に罫書する方法。図面原寸大に拡大して,型,定規などをつくる現図作業をやめて,1/5~1/10の縮尺で書いた図面を写真に撮り,1/100程度のネガティブフィルムとし,これを投影機にかけて,罫書台上の鋼板に原寸法に拡大投影する。その光の線をたどって加工に必要な線を引いたり,鋼板上に感光剤を塗っておいて焼付けたりする。この方法によると,現図作業よりも,罫書が速くでき,特に同型船を建造するときに能率がよい。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android