冥加も無い(読み)みょうがもない

精選版 日本国語大辞典 「冥加も無い」の意味・読み・例文・類語

みょうが【冥加】 も 無(な)

  1. 神仏加護もない。神仏から見放される。冥加なし。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  2. 神仏の加護が過ぎて、かたじけない。あまりにも恐れ多くて、もったいない。冥加なし。
    1. [初出の実例]「汝が笈をおん肩に置かるるはなんぼう冥加もなきことにてはなきか」(出典:謡曲・安宅(1516頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android