冥土の土産(読み)めいどのみやげ

精選版 日本国語大辞典 「冥土の土産」の意味・読み・例文・類語

めいど【冥土】 の 土産(みやげ)

冥土へのみやげ。それがあってはじめて安心して死ねるような、よろこばしい事柄についていう。よみづと。
浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)二「末期の水をのませてくれよ。是を冥途(メイド)土産(ミヤゲ)に、はやく黄泉の旅におもむかん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「冥土の土産」の意味・読み・例文・類語

めいど‐の‐みやげ【冥土の土産】

冥土へ行く際に持参する土産。それを手に入れて初めて安心して死ねるような事物をいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android