冴え冴えて(読み)サエサエテ

デジタル大辞泉 「冴え冴えて」の意味・読み・例文・類語

さえさえ‐て【×冴え×冴えて/×冱え×冱えて】

[連語]《動詞「冴える」の連用形を重ねたものに、接続助詞「て」が付いたもの》非常にさえて。非常に冷えて。
「さむしろの夜はの衣で―初雪しろし岡の辺の松」〈新古今・六六二〉

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精選版 日本国語大辞典 「冴え冴えて」の意味・読み・例文・類語

さえざえ‐て【冴冴て】

  1. 〘 副詞 〙 さえた上にもさえて。いやが上にも寒くて。
    1. [初出の実例]「衣手によごの浦風さえさえてこだかみやまに雪降りにけり〈源頼綱〉」(出典:金葉和歌集(1124‐27)冬・二七八)
    2. 「さむしろの夜はの衣手さえさえて初雪しろし岡のべの松〈式子内親王〉」(出典:新古今和歌集(1205)冬)

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