冷込(読み)ひえこむ

精選版 日本国語大辞典 「冷込」の意味・読み・例文・類語

ひえ‐こ・む【冷込】

〘自マ五(四)〙
① 急に気温が下がる。寒さが増してくる。
※随筆寄席第二集(1954)〈辰野・林・徳川〉四「放送で冷えこむというが」
② 寒さが身にしみこむ。寒さを身に強く感ずる。ひえいる。
闘牛(1949)〈井上靖〉「身体も心も暖めようもない程冷え込んで」
活気などがなくなる。経済力などが落ちこむ。「景気が冷え込む」

ひえ‐こみ【冷込】

〘名〙
① 急に気温が下がること。ひえこむこと。「この冬一番のひえこみ」
唐人お吉(1928)〈十一谷義三郎〉五「あの松の小屋の冷え込みがこたへ」
② 寒さが身にしみてからだが冷えること。
③ 景気が不活況になること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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