凝ては思案に能わず(読み)こってはしあんにあたわず

精選版 日本国語大辞典 「凝ては思案に能わず」の意味・読み・例文・類語

こっ【凝】 て は思案(しあん)に能(あた)わず

  1. 物事にあまり熱中すると、かえって思慮分別を失う。いちずに思い込むと冷静な判断ができなくなる。
    1. [初出の実例]「凝(コッ)ては思案(シアン)にあたはずと遊所よりの帰るさ、思ひ寄たる前栽の雪持竹、雨戸をはづす我工夫」(出典浄瑠璃仮名手本忠臣蔵(1748)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ヒトメタニューモウイルス

(5)ヒトメタニューモウイルス(human metapneu­movirus: hMPV)概念 ヒトメタニューモウイルスはパラミクソウイルス科メタニューモウイルス属に属するウイルスで,急性呼吸器感染症...

ヒトメタニューモウイルスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android