凡僧(読み)ボンソウ

デジタル大辞泉 「凡僧」の意味・読み・例文・類語

ぼん‐そう【凡僧】

《「ぼんぞう」とも》僧綱そうごうに次ぐ、あるいは僧綱に任ぜられていない、法師位の僧。
凡庸な僧。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「凡僧」の意味・読み・例文・類語

ぼん‐そう【凡僧】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぼんぞう」とも )
  2. 僧綱(そうごう)に次ぐ、あるいは僧綱に任ぜられていない法師位の僧。
    1. [初出の実例]「皆給法服、僧綱紫袈裟、凡僧講師櫨袈裟、衆聴鈍色袈姿」(出典小右記‐長和元年(1012)五月一五日)
  3. 凡庸な僧。修行未熟で優れたところのない僧。
    1. [初出の実例]「凡僧なれども、先おもては出家也」(出典:実悟記(1580))
    2. [その他の文献]〔顔氏家訓‐帰心〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android