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出で向かふ(読み)イデムカウ

デジタル大辞泉 「出で向かふ」の意味・読み・例文・類語

いで‐むか・う〔‐むかふ〕【出で向かふ】

[動ハ四]
出て、ある方向に向かう。
東男あづまをのこは―・ひ顧みせずて」〈・四三三一〉
出て行って会う。また、出迎える。
「ものよりおはすれば、まづ―・ひて」〈若紫

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「出で向かふ」の意味・読み・例文・類語

いで‐むか・う‥むかふ【出向】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙
  2. ある場所、方向に向かって、出て行く。出向いて行く。
    1. [初出の実例]「雞が鳴く 東男は 伊田牟可比(イデムカヒ)顧みせずて」(出典万葉集(8C後)二〇・四三三一)
  3. 自分の場所から、他の場所へ出て行って向かい合う。出て行って対面する。出て行って敵に立ち向かう。
    1. [初出の実例]「物よりおはすれば、まづ、いでむかひて、あはれにうち語らひ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若紫)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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