デジタル大辞泉 「出で向かふ」の意味・読み・例文・類語 いで‐むか・う〔‐むかふ〕【▽出で向かふ】 [動ハ四]1 出て、ある方向に向かう。「東男あづまをのこは―・ひ顧みせずて」〈万・四三三一〉2 出て行って会う。また、出迎える。「ものよりおはすれば、まづ―・ひて」〈源・若紫〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「出で向かふ」の意味・読み・例文・類語 いで‐むか・う‥むかふ【出向】 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙① ある場所、方向に向かって、出て行く。出向いて行く。[初出の実例]「雞が鳴く 東男は 伊田牟可比(イデムカヒ)顧みせずて」(出典:万葉集(8C後)二〇・四三三一)② 自分の場所から、他の場所へ出て行って向かい合う。出て行って対面する。出て行って敵に立ち向かう。[初出の実例]「物よりおはすれば、まづ、いでむかひて、あはれにうち語らひ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若紫) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例