日本歴史地名大系 「出丸本村」の解説 出丸本村いでまるほんむら 埼玉県:比企郡川島町出丸本村[現在地名]川島町出丸本(でまるほん)出丸下郷の南に位置し、東側は荒川除堤。中世伊豆丸(いずまる)郷の遺称地で、近世には出丸七ヵ村の一。また出丸中郷・出丸下郷は当村から分村したとされる(風土記稿)。また寛永一六年(一六三九)に川越藩領となったとき、藩主松平伊豆守信綱の名を憚って伊豆丸から「いでまる」に改めたという(同書)。近代に入り、「でまる」とよぶようになった。田園簿では田高三二石余・畑高二〇石余・野高七石余、川越藩領。寛文四年(一六六四)の河越領郷村高帳では本村とあり、高一二七石余、反別は田七町七反余・畑一一町五反余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by