デジタル大辞泉
「出来過ぎる」の意味・読み・例文・類語
でき‐す・ぎる【出来過ぎる】
[動ガ上一][文]できす・ぐ[ガ上二]
1 作物が必要以上にできる。「稲が―・ぎる」
2 普通以上に、また、能力以上にうまくゆく。「私にしては―・ぎた試験結果」
3 話が、つくり話のようにうまく運ぶ。「―・ぎた話」
4 普通以上にませていたり、気が利いたりする。
「娘子どもの―・ぎたはわりい」〈人・梅児誉美・後〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
でき‐す・ぎる【出来過】
- 〘 自動詞 ガ上一 〙
[ 文語形 ]できす・ぐ 〘 自動詞 ガ上二段活用 〙 - ① 作物が必要以上にできる。
- ② 普通以上になる。また、普通以上に、あるいは能力以上にうまくゆく。
- [初出の実例]「是を能の出来すぐるやまゐとす」(出典:花鏡(1424)比判之事)
- 「そんな風にたくみに書かれると、出来すぎている気になったし」(出典:半チョッパリ(1971)〈李恢成〉一)
- ③ 子どもが年のわりにはませていたり、気がつきすぎたりする。
- [初出の実例]「娘子共のでき過(スギ)たはわりい。おぼこな方がかわいらしくって」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)後)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 