精選版 日本国語大辞典 「出来過」の意味・読み・例文・類語
でき‐すぎ【出来過】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 )
- ① 作物が必要以上にできること。また、そのさま。
- [初出の実例]「肥料は〈略〉茎葉の『出来過ぎ』に注意して調節する」(出典:稲熱病(1939)〈岩倉政治〉六)
- ② 普通以上になること。また、普通以上に、あるいは能力以上にうまくゆくこと。また、そのさま。
- [初出の実例]「番頭の高下ぢゃとて、請人にも答へず打擲するとは、ちと出来過ぎかと存じまする」(出典:歌舞伎・隅田川続俤(法界坊)(1784)口明)