出歯(読み)デバ

精選版 日本国語大辞典 「出歯」の意味・読み・例文・類語

で‐ば【出歯】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 前方に向かって前歯がそっていること。また、その人やそのさま。そっぱ。でっぱ。〔名語記(1275)〕
    1. [初出の実例]「Bronci〈略〉Deba(デバ)ナル ヒト」(出典:羅葡日辞書(1595))

でっ‐ぱ【出歯】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「でば(出歯)」の変化した語 ) 門歯が前方に突き出ていること。また、その歯。
    1. [初出の実例]「梅之助は〈略〉出歯(デッパ)の若い男を見返って」(出典:をさめ髪(1900)〈永井荷風〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の出歯の言及

【反歯】より

…出歯ともいう。上下の前歯の前後的なすきまが7~8mm以上あるようなかみ合せの不正状態をいう。…

※「出歯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む