出群(読み)しゅつぐん

精選版 日本国語大辞典 「出群」の意味・読み・例文・類語

しゅつ‐ぐん【出群】

〘名〙 他にぬきんでること。他よりはるかにすぐれていること。抜群。〔文明本節用集(室町中)〕
※連歌比況集(1509頃)「道を学ぶ者も又人の中に立ちぬれば、同学同侶も何れも出群せさせじと押こめんとする事、人毎の習也」 〔白居易‐小童薛陽陶吹觱栗歌〕

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デジタル大辞泉 「出群」の意味・読み・例文・類語

しゅつ‐ぐん【出群】

群を抜いていること。他にぬきんでてすぐれていること。抜群。

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普及版 字通 「出群」の読み・字形・画数・意味

【出群】しゆつぐん

抜群。〔世説新語、賞誉下〕殷中軍(浩)、韓太常(康伯)を(い)ひて曰く、康伯少(わか)くして自ら標置す。居然として是れ出群のなり。其の言を發し辭を(や)るにび、り。

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