出路村(読み)でつちむら

日本歴史地名大系 「出路村」の解説

出路村
でつちむら

[現在地名]彦根市出路町

本庄ほんじよう村の東、愛知川旧河道の自然堤防上に立地し、出地とも書く。神崎郡に属し、東に愛知郡出路村が続く。当出路村を本庄出路といい、愛知郡出路村を北出路と称した。出路は郡界にまたがる古くからの市場で、薩摩さつま湊・柳川やながわ湊に揚がった物資を商ったという(愛智郡志)。享禄二年(一五二九)頃の六月七日付小幡商人申状案(今堀日吉神社文書)高宮たかみや市などとともにあげられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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