刃引(読み)はびき

精選版 日本国語大辞典 「刃引」の意味・読み・例文・類語

は‐びき【刃引】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鉄で刀のように作り、刃をひきつぶしたもの。十手と同じように、人を制するのに用いた。〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「はびきをば漆にて塗べし」(出典:走衆故実(16C中か))
  3. 刀剣などで刃を切れないようにしたもの。
    1. [初出の実例]「切り付けられて胴骨も動かず、この脇指刃引(ハヒキ)なり」(出典浮世草子男色大鑑(1687)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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