分立(読み)ぶんだつ

精選版 日本国語大辞典 「分立」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐だ・つ【分立】

[1] 〘自タ四〙 区別がはっきりしている。きわだって見える。また、「立つ」を強めていう。
※仮草子・身の鏡(1659)下「又見物の場にてうしろの人にもかまわずぶん(タチ)て見る人」
[2] 〘他タ四〙 他と分けて特別にする。また、独立させる。
※浄瑠璃・卯月の潤色(1707頃)中「お亀夫婦を引取って、ぶんだって商ひさせ」

ぶん‐りつ【分立】

〘名〙 別々に分けて立てること。また、分かれて独立すること。ぶんりゅう。
※西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外「人間交際の道より各国の分立する所以」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「分立」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐りつ【分立】

[名](スル)
分けて設立すること。「新会社を分立させる」
分かれて別々に存在すること。また、存在させること。ぶんりゅう。「三権分立
[類語]独立分離別立て

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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