category ,rank
生物分類を行ううえで段階(高低,大小)を異にした群。この単位は階段状に配列されて分類階梯(taxonomic hierarchy)を形成し,分類単位のそれぞれはすぐ下位のヒエラルキーの分類単位を一つ以上含む。現在の動植物分類学で用いられている分類単位は,上位から下位に,界(kingdom)・門(phylum)・綱(class)・目(order)・科(family)・属(genus)・種(species)であるが,必要に応じてそれらに上または超(super-),亜(sub-)または下の接頭語をつけて,より細分した分類単位をつくることができる。ただし植物では上目という分類単位は用いない。また,亜科の下に上位から族(tribe)・亜族(subtribe)を,亜綱の下に上位から下綱(infraclass)・区(cohort)を,亜属の下に上位から節(section)・系(series)を,また亜種の下に上位から変種(variety)・亜変種(subvariety)・品種(型,form)などを採用することがある。ただし,下綱・区の分類単位は動物ではほとんど用いない。特に動物では哺乳綱,植物では双子葉植物綱のように,その系統がかなり細かく推定される群については多くの分類単位が用いられる傾向にある。それぞれの分類単位のタクソンには動・植物命名規約によって,一定の語尾をつけることになっている。動物では科(-idae)・亜科(-inae,主格・複数・女性)について規定が,上科(-oidea)・族(-ini)について勧告があり,亜目以上については規定がない。一方,植物では門(-phyta),亜門(-phytina),綱(-opsida),亜綱(-idae),目(-sales),亜目(-ineae),科(-aceae),亜科(-ineae),族(-eae),亜族(-inae)について規定がある。
執筆者:西山 省三・鈴木 敬治
参照項目:国際藻類・菌類・植物命名規約
参照項目:国際動物命名規約
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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