IUPACの無機化合物命名法1990年勧告に至るまでの短周期型周期表では,現在の長周期型周期表の1~10族をⅠA~ⅧA,11~17族をⅠA~ⅦB亜族(主としてヨーロッパ,IUPAC.1970年勧告),あるいは1~2族をⅠA,ⅡA,3~7族をⅢB~ⅦB,8~10族をⅧ,11~12族をⅠB,ⅡB,13~18族をⅢA~ⅧA亜族(または18族を0族,主としてアメリカ,CAS方式)とよんでいた.後者のよび方では,A亜族は典型元素,B亜族とⅧ族が遷移元素となっている.このように,A,B亜族の分類に二通りあってまぎらわしいので,1990年勧告で,A,Bを用いない1~18族の長周期型周期表が勧告された.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…これらの分類のほか,表中の各族や元素群には種々の通称があり,たとえばアルカリ金属(IA族),アルカリ土類金属(IIA族),希土類元素(IIIA族,ランタノイド),土類金属(IIIB族),鉄族元素(VIII族の第4周期),白金族元素(VIII族の第5~6周期),カルコゲン(VIB族),ハロゲン(VIIB族),不活性気体・貴ガス・希ガス(0族),超ウラン元素(原子番号93のネプツニウムNp以降の元素)など多くの用語が,みな周期表に関連して用いられる。 なお周期表には,図示したもののほか立体的なものを含めてきわめて多くの形式のものが工夫されており,とくにA,Bの記号でI~VII族をそれぞれの亜族subgroupに分けるとき,s‐およびp‐ブロックのいわゆる〈典型元素〉をAとし,d‐およびf‐ブロックの〈遷移元素〉をBとしている表もある。これは典型元素と遷移元素の分類に便利である。…
※「亜族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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