切り留む(読み)きりとどむ

精選版 日本国語大辞典 「切り留む」の意味・読み・例文・類語

きり‐とど・む【切留】

  1. 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙きりとむ(切留)
    1. [初出の実例]「牛若殿一人おきあひ、究竟のつは者十二人きりとどめ、八人に手をおほせて」(出典:曾我物語(南北朝頃)八)

きり‐と・む【切留】

  1. 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 切って殺す。討ちとめる。きりとどむ。
    1. [初出の実例]「有時義朝紫震殿のしもくちにて変化の者をきりとむる」(出典:幸若・伏見常槃(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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