デジタル大辞泉 「初生マグマ」の意味・読み・例文・類語 しょせい‐マグマ【初生マグマ】 上部マントルが部分的に融解して生じるマグマ。まだ結晶分化作用を起こしていない、できたばかりのマグマを指す。平成25年(2013)、日本の海洋研究開発機構(JAMSTEC)により、マリアナ諸島付近の海底から世界で初めて初生マグマの採取に成功した。本源マグマ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の初生マグマの言及 【マグマ】より …部分的に融解して生じた液は,はじめ結晶の粒間に存在しているが,しだいに集まってマグマとなる。こうして生じたマグマを初生マグマprimary magmaと呼ぶ。上部マントルで生じる初生マグマとして,比較的MgOあるいはカンラン石成分に富む玄武岩質マグマが広い温度・圧力範囲にわたって生じることが実験的に示されている。… ※「初生マグマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by