parental magma ,primary magma
火成岩の多様性をマグマの分化作用により解釈する場合,一群のマグマを生ずる起原となったマグマ。R.A.Daly, N.L.Bowen以来,本源マグマとして玄武岩質マグマを考えることが一般の傾向となったが,異なる岩系に属する玄武岩質マグマのうちのいずれか一つから他の岩系の玄武岩質マグマが導かれ,すべてに共通な起原となるマグマが存在するとすれば,本源マグマはただ一種で,久野久(1954)の定義のように,すべての火成岩の起原となる。しかし,マントル内で各種の玄武岩質マグマが個別に発生するという考えに基づけば,それらすべてを本源マグマとすべきで,すべての火成岩の起原となるような本源マグマは存在しない。
執筆者:山崎 正男
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…これによると,いろいろな地質時代の多くの花コウ岩を生じた起源物質は,マフィックないし超マフィック(玄武岩質ないしカンラン岩質)のものであると推定される。
[マグマの分化と固結]
上部マントルで発生したばかりのマグマを本源マグマとよぶ。発生したマグマは,上部マントルや地殻中の弱所を通ってしだいに上昇し,火成作用として現れる。…
…ボーエンは,マグマというものは結晶作用の際に結晶と液との間に種々の反応関係を示す反応系であると考え,晶出する結晶と残液との間に種々の程度に分別が起こり,そのために反応の進行の程度に違いを生じ,このことがマグマの分化作用の最も本質的に重要な原因であると主張して,これを反応原理と呼んだ。
[本源マグマの進化]
地殻を構成する多種多様の火成岩は一つの本源マグマから結晶分化作用によって生じたものであるというボーエンの主張をもう少し具体的に述べることにしよう。玄武岩質の本源マグマが地下の深所でゆるやかに冷却すれば,カンラン石,輝石,Caに富む斜長石などが結晶し,それらはしだいにマグマ溜りの下部に沈降し集積する。…
※「本源マグマ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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