…子宮内で母親から胎盤を通して酸素と栄養を受けていた胎児は,出生と同時に自分で呼吸をし,必要な栄養分を消化吸収して,独立生活を営まなければならない。そのために,体の諸臓器に大きな変化が起こる。この時期にある子どもを新生児という。世界保健機関では生後4週間を新生児期といっているので,日本でも統計などではこの方式をとっている。そのうちでも生後1週間は体の諸臓器の機能に著しい変化が起こる時期で,早期新生児期と呼ばれ,生命に対する危険がとくに高いので,注意深い養護が必要である。…
※「初生児」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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