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出血 しゅっけつhemorrhage

翻訳|hemorrhage

6件 の用語解説(出血の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

出血
しゅっけつ
hemorrhage

血液の全成分がそのまま血管外に出る現象。血管の破綻による場合と,血管壁から漏出する場合とがある。前者には,外傷,脳出血などのほか,腸チフス,腸結核,胃潰瘍などでの出血があり,後者は肺の出血性梗塞,子癇,黄疸などの場合に認められる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

しゅっ‐けつ【出血】

[名](スル)
血液が血管の外に流れ出ること。外出血内出血喀血(かっけつ)吐血下血血尿などがある。「傷口から出血する」「出血多量」
損害をこうむること。犠牲を払うこと。「出血サービス」

出典|小学館
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栄養・生化学辞典の解説

出血

 血液が血管外にでること.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

しゅっけつ【出血 hemorrhage】

血液の全成分が血管外に出ること。血液中の血漿成分や白血球が血管外に出ることは,血管の損傷がなくとも起こることで,出血とはいわない。出血には,血管壁が破れて出血する破綻(はたん)性出血と,血管壁からにじみ出ることによる漏出性出血とがある。破綻性出血には,外傷による外傷性出血,動脈瘤や静脈瘤などの血管壁の病気により血管壁が破れやすくなり出血する場合,悪性腫瘍や結核および胃潰瘍などで血管周囲の組織の破壊が血管壁にも及び出血する侵食性出血などがある。

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大辞林 第三版の解説

しゅっけつ【出血】

( 名 ) スル
体から血が流れ出ること。 「傷口から-する」
血液が血管の外に出ること。 「内-」
損害。犠牲。
人員の損傷・犠牲。 「 -を最小限にくいとめる」
商売上の損害・赤字。 「 -サービス」

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

出血
しゅっけつ

血液のすべての成分が血管の外に出ることで、医学的に重要な現象であり、症状でもある。血管壁が破綻(はたん)して出血する場合を破綻性出血とよび、これには、外傷による外傷性出血、腫瘍(しゅよう)や炎症の病変によって血管壁が周囲から侵されておこる侵食性出血、血圧の亢進(こうしん)が血管壁の破綻をおこす血圧亢進性出血が含まれる。一方、血管壁の破綻がなくても、血管の内皮の接合部から漏れるように出血する場合を漏出性出血という。これは、細静脈、ことに毛細血管と細静脈との合流部に相当する領域でもっともしばしばおこる。また、ビタミンCの欠乏や細菌毒素、アレルギーなどによって血管内皮の相互結合が障害された、いわゆる血管病の際にもおこりやすい。このほか、血液の凝固機転の種々な段階において障害がおこれば、血液の凝固が阻止されて、出血性素質とよばれる出血が生じやすく、止血しにくい状態となる。
 出血は、出血する血管の種類によって、動脈性出血、静脈性出血、毛細管性出血に分けられ、実際に、動脈からの出血は鮮紅色で拍動を有し、静脈からの出血は暗赤色でわいてくるように認められ、毛細管性の出血はじわじわとしみ出すようにみえるなどで区別できる。また、出血は、その大きさによって、皮膚・粘膜などにみられる帽針頭大の大きさを示す点状出血、それより大きく斑点(はんてん)状の斑状出血、および出血した血液がひとかたまりになり腫瘤(しゅりゅう)状として認められる程度の血腫とに分類される。さらに出血の部位によって、それぞれ特別の名称がつけられている。たとえば、鼻腔(びくう)からの出血、つまり俗にいう鼻血は鼻(び)出血あるいは衄血(じくけつ)とよばれ、肺・気管支などから出血して吐き出されたものは喀血(かっけつ)であり、胃・食道などの消化管から出血して吐き出されたものは吐血(とけつ)、逆に肛門(こうもん)から排出されるものは下血(げけつ)とよび分けられている。また、月経の過剰なときは月経過多、月経とは無関係に子宮から出血する場合は子宮出血という。さらに心嚢(しんのう)腔、胸腔、腹腔などの体腔に出血して血液がたまっている状態を、それぞれ血心嚢、血胸(けっきょう)、血腹(けっぷく)とよぶ習慣がある。とくに心筋梗塞(こうそく)の破裂などによって心嚢内に200~800ccの多量の出血をきたすと、この圧迫により心機能が抑制されて急死することがあるが、これは心タンポナーデといわれる。
 一般に出血した血液が体外に流出するものを外出血、組織内あるいは体腔内にとどまっている場合を内出血と総称している。出血などによって血液が失われた状態を失血とよぶが、これには、出血の状況により急性失血と慢性失血とがある。生理的状態における失血としては月経と分娩(ぶんべん)があり、その出血量は月経で約50cc、分娩で約300ccとされている。一般に健康成人では全血量の半分にあたる約2000cc以上を失うと失血死をきたすといわれている。出血が少量でも持続しておこれば貧血をきたし、大量の出血が急速におこればショック状態となる。出血に対しては適切な止血処置と輸血・輸液による血液量の補給が重要である。[渡辺 裕]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の出血の言及

【根圧】より

…すなわち,植物の幹を地上から少し上の所で切った場合,この切口から液が染み出てくることがしばしばある。これを溢泌(いつぴつ)または出水,出液bleeding,exudationという。その原因となる根における圧力が根圧である。…

【血液】より

…生命を維持するためには血液はつねに流動性をもつことが必要である。ところが,血管が破れて大量の血液が血管外に出血すると生命に危険が生ずる。このような際には,破れた血管をふさいで出血量をできるだけ少なくするような機構が働く。…

【血球】より

白血球リンパ球(3)血小板 中心部にあずき色の顆粒をもつ円板状の小体で,直径は1~3μm。無核の細胞で,出血に際して血管の破れた部位に栓をしてふさぐ主役を演ずることから,栓球ともいう(図)。血小板
[血球のライフサイクル]
 成人では,血球は骨髄(骨の中心部にある海綿状の組織)でつくられる。…

【止血】より

…けがやいろいろな病気(たとえば胃潰瘍)などの際,血管が切れたところから血液が血管外へ出る(出血)。この出血を止めることを止血という。…

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