初雁音(読み)はつかりがね

精選版 日本国語大辞典 「初雁音」の意味・読み・例文・類語

はつ‐かりがね【初雁音】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 初雁の鳴く声。
    1. [初出の実例]「秋風にはつかりがねぞきこゆなるたがたまづさをかけてきつらん〈紀友則〉」(出典:古今和歌集(905‐914)秋上・二〇七)
  3. はつかり(初雁)
    1. [初出の実例]「夕月夜ほのめく秋のたそがれにはつかりかねの声なかりせば」(出典:広本拾玉集(1346)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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