別所薬師堂(読み)べつしよやくしどう

日本歴史地名大系 「別所薬師堂」の解説

別所薬師堂
べつしよやくしどう

[現在地名]三原市沼田町 別所

もと大峰おおみね山頂にあって来迎らいごう寺といい、天文八年(一五三九)に現在地に移したと伝える。今川了俊の「道ゆきぶり」に「備後安芸の境を出つる、よこほれる山中にかやふける堂あり」とみえる。天文八年の棟札に大檀那小早川詮平・巨真比丘殊椿、願主沙弥浄久により堂を再興して来迎寺を再造するとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android