別所薬師堂(読み)べつしよやくしどう

日本歴史地名大系 「別所薬師堂」の解説

別所薬師堂
べつしよやくしどう

[現在地名]三原市沼田町 別所

もと大峰おおみね山頂にあって来迎らいごう寺といい、天文八年(一五三九)に現在地に移したと伝える。今川了俊の「道ゆきぶり」に「備後安芸の境を出つる、よこほれる山中にかやふける堂あり」とみえる。天文八年の棟札に大檀那小早川詮平・巨真比丘殊椿、願主沙弥浄久により堂を再興して来迎寺を再造するとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 紋様 遺品

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android