刳り下駄(読み)くりげた

精選版 日本国語大辞典 「刳り下駄」の意味・読み・例文・類語

くり‐げた【刳下駄・栗下駄】

  1. 〘 名詞 〙 底の部分をえぐって作った下駄芝翫(しかん)下駄の類で、江戸時代粋人が好んではいた。「栗下駄」とも書くのは当て字か、あるいは粗製品は栗材を用いたところからか。
    1. [初出の実例]「栗下駄で帰れば女房渋っ面」(出典:雑俳・柳多留‐一二一(1833))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android