刳船(読み)くりぶね

精選版 日本国語大辞典 「刳船」の意味・読み・例文・類語

くり‐ぶね【刳船】

  1. 〘 名詞 〙 一材をくりぬいて造る船。いわゆる丸木舟で、わが国では楠、杉などの巨材が豊富だったため、石器時代から中世まで広く使われ、今日でも岩礁の多い海岸の小型漁船に使われている。刳貫船。
    1. [初出の実例]「皆刳船を用ゆ」(出典:三航蝦夷日誌(1850)初航蝦夷日誌)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android