デジタル大辞泉 「削ぎ捨つ」の意味・読み・例文・類語 そぎ‐す・つ【▽削ぎ捨つ】 [動タ下二]1 髪を切る。また、髪を切って出家する。「清らなる御髪を―・てて」〈源・柏木〉2 省略する。はぶく。「いみじく事ども―・てて、世の煩ひあるまじくと省かせ給へど」〈源・若菜下〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「削ぎ捨つ」の意味・読み・例文・類語 そぎ‐す・つ【削捨】 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙① 髪を短く切りおとす。また、髪を切りおとして出家する。[初出の実例]「いと、ひたぶるにそぎすてまほしう思さるる御髪を、かきいでて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)② ことを省く。省略する。簡略にする。手がるにする。また、とりやめる。[初出の実例]「いみじく事どもそぎすてて、世のわづらひあるまじくと省かせ給へど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例