前原A遺跡(読み)まえはらAいせき

日本歴史地名大系 「前原A遺跡」の解説

前原A遺跡
まえはらAいせき

[現在地名]天栄村大里 前原

竜田たつた川の南岸段丘上に立地する縄文時代の遺跡。平成二年(一九九〇)国営総合農地開発事業に伴う発掘調査が実施され、縄文時代早期(田戸下層式期)の竪穴住居跡一軒、縄文時代の落し穴四三基や遺物包含層などが発見された。出土遺物中で特筆されるのは、遺物包含層から破片数にして四千点を超えて出土した縄文時代早期の土器群である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 貝殻文 文様 常世

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android