天栄村(読み)てんえいむら

日本歴史地名大系 「天栄村」の解説

天栄村
てんえいむら

面積:二二五・五六平方キロ

岩瀬郡の南西部に位置し、東は鏡石かがみいし町・西白河郡矢吹やぶき町、南は同郡大信たいしん村・西郷にしごう村、西は南会津郡下郷しもごう町、北は会津若松市・郡山市・長沼ながぬま町に接する。大半が奥羽山脈の東斜面山地丘陵に立地し、山間に発する釈迦堂しやかどう川・竜田たつた川流域に狭小な河谷平地が開ける。天栄山(八八一・三メートル)南西麓の鳳坂ほうさか峠を境に西部は豪雪に埋もれる南会津風の気候で、二岐ふたまた(一五四四・三メートル)鎌房かまぶさ(一五一〇・二メートル)をはじめとする高峻な山地の間を鶴沼つるぬま川と県道須賀川―田島たじま線が西に延びる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天栄村」の意味・わかりやすい解説

天栄〔村〕
てんえい

福島県南部,奥羽山脈東斜面にある村。 1955年広戸,湯本,牧本,大里の4村が合体して成立。かつての会津街道宿駅で,昔の形態現存大部分が山地で,農業が主産業。キュウリを特産し,漬物に加工される。村内に羽鳥ダムや竜生ダムがある。特に羽鳥ダム地帯は温泉もあり,近年スキー場やオートキャンプ場も整備されて観光地化が進んでいる。大川羽鳥県立自然公園に属する。国道 118,294号線が通る。面積 225.52km2人口 5194(2020)。

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