前古未曾有(読み)ぜんこみぞう

精選版 日本国語大辞典 「前古未曾有」の意味・読み・例文・類語

ぜんこ‐みぞう【前古未曾有】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「未曾有」は「未だ曾(かつ)て有らず」の意 ) むかしからまだ一度もないほど珍しいさま。古今未曾有(ここんみぞう)。千古未曾有。
    1. [初出の実例]「所々騒擾の听(きこ)えあるに殊更米価の騰貴なる前古未曾有(ゼンコミソウ)に候へば」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android