前坊(読み)ゼンボウ

デジタル大辞泉 「前坊」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐ぼう〔‐バウ〕【前坊】

先坊」に同じ。
桐壺の帝の御弟、―と申し奉りしが」〈謡・野宮

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「前坊」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐ぼう‥バウ【前坊】

  1. 〘 名詞 〙せんぼう(先坊)
    1. [初出の実例]「以民部卿〈略〉為前坊周忌御態行事」(出典貞信公記‐抄・延長二年(924)二月八日)
    2. 「御母后、延喜三年癸亥、前坊をうみたてまつらせたまふ」(出典:大鏡(12C前)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android