前後に暮れる(読み)ゼンゴニクレル

デジタル大辞泉 「前後に暮れる」の意味・読み・例文・類語

前後ぜんご・れる

どうしてよいかわからなくなる。途方に暮れる。前後に迷う。
「びっくともせぬ国性爺―・れてぞ見えにける」〈浄・国性爺

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「前後に暮れる」の意味・読み・例文・類語

ぜんご【前後】 に=暮(く)れる[=迷(まよ)う]

  1. どうしてよいかわからなくなる。途方にくれる。
    1. [初出の実例]「上皇は東西を失て御仰天あれば、左府は前後に迷ひて、『只汝、今度の命を助けよ』と計ぞ宣ひける」(出典:保元物語(1220頃か)中)

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