前後も知らず(読み)ゼンゴモシラズ

デジタル大辞泉 「前後も知らず」の意味・読み・例文・類語

前後ぜんごら◦ず

前後のこともわからない。前後不覚である。「疲労困憊こんぱいして―◦ず寝入る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「前後も知らず」の意味・読み・例文・類語

ぜんご【前後】 も 知(し)らず

  1. 何も分からないさま、その場の状況をうまく判断できないさま、また、正体がないさまにいう語。前後不覚である。前後も分かず。前後をわきまえず。
    1. [初出の実例]「酒を強ひて賜(た)び侍りつるに、ぜんごもしらでなん」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開中)

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