剣先町
けんさきちよう
両国橋筋を境に南浜町と海部堀町の西に続く町。京町堀川と海部堀川が合流して形成している三角地帯で、町名は形状に由来すると思われる。明暦元年(一六五五)の大坂三郷町絵図、明暦―寛文年間(一六五五―七三)の近世大坂地図では、当町北半の京町堀川に面する部分は「江戸町」、南半の海部堀川に面する部分は「海部堀」と記され、両堀川合流点の三角洲突端部分だけが「劔崎」と記される。したがって剣先町が町名になったのは早くとも寛文年間以後のことであろう。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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