剥ぎ取る(読み)はぎとる

精選版 日本国語大辞典 「剥ぎ取る」の意味・読み・例文・類語

はぎ‐と・る【剥取】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
  2. はいで取る。はがして取り去る。
    1. [初出の実例]「其外皮のくさりたるをはぎとりて」(出典:尋常小学読本(1887)〈文部省〉四)
  3. 衣類持物などを無理に奪い取る。はぐようにして相手の物を取る。
    1. [初出の実例]「盗人のみ集ひて、人の衣をはぎ取り」(出典:宇津保物語(970‐999頃)祭の使)
  4. 人に備わっていた価値価値観などを奪い去る。
    1. [初出の実例]「ソノユエワ Anima ヨリ マコトノ ホマレヲ トリハナシ、Graça ヲ faguitoru(ハギトル) モノ ナリ」(出典:コンテムツスムンヂ(捨世録)(1596)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android