力飯(読み)ちからめし

精選版 日本国語大辞典 「力飯」の意味・読み・例文・類語

ちから‐めし【力飯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 出産のとき産婦の枕もとに供する産飯(うぶめし)
  3. 握り飯のこと。
  4. 餠を入れて炊いた飯。
  5. 葬式の出棺前に近親者の食う出立ちの飯。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の力飯の言及

【力】より

…一方,力の根源は,米に秘められているという信仰もある。力飯(ちからい)とか力餅(ちからもち)が知られるが,島根県浜田市付近では,元旦に炊いた米の飯を山の形に盛って飾り,力飯様として拝んだりした。産婦に,出産後すぐ10粒から15粒ほどの米粒を嚙ませると元気がでるという言い伝えが各地にみられ,これを力米(ちからごめ)と呼んでいる。…

※「力飯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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