加藤高寿(読み)カトウ コウジュ

20世紀日本人名事典 「加藤高寿」の解説

加藤 高寿
カトウ コウジュ

大正期の労働運動家



生年
明治30(1897)年

没年
大正12(1923)年9月4日

出生地
栃木県塩谷郡矢板町

別名
別名=藤太郎

経歴
大正8年全国セルロイド職工組合に参加。以後労働運動を指導し、10年検挙されて懲役1年2カ月に処せられる。11年農村運動同盟を結成し、また南葛労働協会創立に参加。12年の関東大震災で亀戸警察に検束され、虐殺された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加藤高寿」の解説

加藤高寿 かとう-こうじゅ

1897-1923 大正時代の労働運動家。
明治30年生まれ。大正8年全国セルロイド職工組合に加入。10年足立機械製作所争議で工場破壊の容疑で逮捕され,出獄後,渡辺政之輔らと南葛労働協会を組織。関東大震災の際,亀戸警察署に検束され,大正12年9月4日習志野騎兵連隊の兵士に虐殺された(亀戸事件)。27歳。栃木県出身。立教中学中退。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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