加賀名村(読み)かがなむら

日本歴史地名大系 「加賀名村」の解説

加賀名村
かがなむら

[現在地名]館山市加賀名

波左間はざま村の南東に位置する。慶長二年(一五九七)の安房国検地高目録には「かゝな村」とみえ、高一八二石余(うち田八四石余)。同一五年の里見家分限帳によると廿人衆の頭本間宮内の給知。寛永二年(一六二五)知行宛行状当村高一二七石余が旗本石川正次に与えられている。正保郷帳では田高六六石余・畑高六〇石余で同じく石川領。享保一二年(一七二七)の安房国村々助郷請帳(岩崎家文書)、元文村高帳では旗本前田領。文化七年(一八一〇)には陸奥白河藩領。天保一三年(一八四二)武蔵忍藩領となる(同一四年忍藩領郷村高帳)房陽郡郷考でも同藩領で家数一七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android